2027年3月19日(金)~ 2027年9月26日(日)、横浜市旭区・瀬谷区において国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」が開催されます。また、会期終了後の跡地には、三菱地所を中心とした企業連合が、国際園芸博のレガシーを継承しつつ、持続可能なまちづくりや最先端のGX(グリーントランスフォーメーション)・DX(デジタルトランスフォーメーション)技術を実装した次世代型テーマパーク『KAMISEYA PARK(仮称)』が計画されています。開業は2031年頃を予定しており、当初は年間約1,200万人の来場者を見込み、最終的には年間1,500万人超を目指すとしています。
株式会社アイバリューでは、こうした地域としての好機をとらえ、地域活性化に寄与するさまざまな空き家活用事業を計画しています。その一環として、以下のプロジェクトを立ち上げました。
書店が減少し、電子書籍が普及する現代において、本を通じたリアルな交流の場は貴重です。私たちは、誰もが気軽に本を持ち寄り、貸し借りし、語り合えるライブラリー空間を作ります。
『BIBLIO SPACE』は、空き家に世界に1つだけの自分(たち)だけのライブラリーを作るものです。個人や団体が、自分(たち)の読まなくなった本や読んでほしいと思う本を展示します。
本の貸し借りを行ったり、古本のように販売を行えたりできる場として、 地域のコミュニティとして展開できる活動の場とします。
※施設運営は株式会社アイバリューが行います。
共読サポーターズ 有志メンバーによる運営協力
共読ライブラリープロジェクトを支える有志のボランティア団体 「共読サポーターズ」とは
帝京大学メディアライブラリーセンター(MELIC)を応援し、「共読ライブラリー」を盛り上げる帝京大学の学生達です。2012年秋に発足しました。学科も学年も様々で、「MELICが好き、本が好き、イベント運営をやってみたい!」という熱い想いを持つ学生たちです。
・日常の活動やイベントを通じて、キャンパス内や地域に本と読書の魅力を伝える
・本と読書の魅力を発信するための活動やイベントを企画し実施する。現在55人(2025年3月現在)。
「共読ライブラリー プロジェクト」とは
帝京大学が実施している読書推進プロジェクトで、本を読み合い、語り合うことで読書の楽しさを体験し、学力を高めることを目的としています。
【特徴】
•本を読み合い、薦め合い、評し合う「共読」の感覚によって、コミュニケーションを促進する
•読書で得た情報を共有・交換し合い、その価値と効果を相互に高める
•本と出会う仕掛けづくりとして、空間要素に読書の行為を置き換えている
(1)目次読書法
目次を読んで本の内容を想像し、概略をつかむ読書法
【体験できること】
①新たな本と出会い ②本の読み方は一つではない
【ワークショップの簡単な流れ(約30分)】
① 目次があり未読の本を中身を見ずに選ぶ
② 中を読まず外側の情報をスキャン、表紙を味わう
③ 目次を読む→3分で1章だけ読み、内容を想像する
④ 2分で全体を読む
⑤ グループワークで共有
(2)ビブリオバトル
ビブリオバトル:5分間で本のリコメンドを行い、その後3分間の質疑応答を行う。それをバトラーの人数分行い、最終的にどの本が一番読みたくなったかを投票で決める知的書評合戦。
【体験できること】
① ビブリオバトル
② ①を通じて自分の言葉で話す
③ ①を通じた新しい本との出会い
ビブリオバトル ワークショップでは、ルールの確認から、実際にビブリオバトルをするまでの過程を一緒に学ぶ。最終的にグループで【発表3分間+質疑応答1分】の短縮版で本について語り合う。
(3)連想
「共読」活動の基礎となる「連想力」を養う
連想を広げる過程にスポットをあてて、その営みを明瞭化する
【体験できること】
①テーマから連想を広げ、発想力や経験を活かした言語化
②読んだ本同士のつながりを意識することで自分の志向を考える
【ワークショップの簡単な流れ】
①テーマから決められたゴールへ数珠繋ぎのように連想を広げる
例)テーマ:「雲」 ゴール:「椅子」雲→ふわふわ→わたがし→祭→法被→ハッピー→万歳→背筋→「椅子」
②どのように連想したかグループで共有
③マンダラートシートでさらに連想を広げる
(4)擬人化
「目次読書法」の発展的な内容。本の中からキーワードを抜き出し、そこからさらに連想を広げ、キャラクターを作成する
【体験できること】
①本の外部情報や目次読書法による大まかな内容のインプット ②抜き出すキーワードの違いから人による感性の違いを実感
【ワークショップの簡単な流れ(50分~)】
①目次読書法により本の文中からキーワードを抜き出す
②抜き出したキーワードについてグループで共有
③キーワードをもとに擬人化したキャラクターを描く
④連想がどのように擬人化に反映されているのかも記載する
(1)ブックトーク
テーマに沿って複数の本を紹介する活動です。本が読みたいという気持ちを起こしたり、知らなかった本や分野に出会えたりする効果があります。
【対象】クラスなどの集団や個人
【内容】本のあらすじを紹介したり、一部を読んだりする
【目的】本への興味を持たせたり、読書を促進したりすること
(2)読書会
読書会とは、本や読書について話し合うイベントやグループです。本好きの人たちが集まって、感想や意見を交換したり、本の世界観を広げたりします。
【目的】読書の楽しさを再認識したり新しい本に出会ったりする
【形式】課題本形式や好きな本を持ち寄る形式などがある
【メリット】読書の習慣が身につく、読書の質が向上する、本に対する興味や意欲が増す
(3)ビブリオバトル
ビブリオバトルとは、参加者がおすすめの本を持ち寄り、紹介し合うゲーム感覚の書評会です。参加者全員で話し合い、最も読みたくなった本を投票で決めるものです。
【目的】本の紹介とコミュニケーションを楽しむ
【ルール】1人5分で本を紹介し、ディスカッション、投票を行う
【決め手】投票で最も読みたくなった本(チャンプ本)を決める
※ビブリオバトルは、2007年に京都大学大学院情報学研究科の谷口忠大教授が考案しました。
(1)連想展示
一般的ないわゆる「特集棚」ではなく、テーマから連想を広げて選書し、様々な本をPOPとともに展示することでひとつの世界観を表現します。
(2)書評・レビュー
資料検索システムOPACに読んだ本のレビューを投稿。
(3)一箱作成
サポーターが店主となり、お店に見立てた一箱で本を展示・販売。ダンボールで一箱を作成。
例)「緑黄色書店」→テーマ「野菜」から連想した選書